秋葉原の通り魔事件とm-Learning

 秋葉原歩行者天国で信じられないような惨事が起こりました。容疑者は25歳であり、ケータイに刻々と自分の行動を記録していたとのことです。この容疑者にとってケータイは日常的に使用されていて、まったく手放せないものだつのでしょう。

以前にコンピュータ教育開発センター(CEC)主催のフォーラムが京都であったときに、「ニートの人々とケータイ文化」というテーマで部会をもち、そのときに司会を努めましたが、そのときの趣旨説明がつぎのURLに掲載されています。

http://www.cec.or.jp/e2e/symp/kyotopdf/B051.pdf

日付は2005年10月28日となっているのでもう3年近くも以前のことですが、わが国のケータイに対する教育関係者の反応は相変わらず否定的です。しかし、ヨーロッパではm-Learningとして巨額の資金が投入され、「失業者、ホームレス、不本意な就職をしている若者たち」のために熱心に研究がすすめられているのです。

最近ではインターネットによるバーチャル大学が本格化しています。とくにスウェーデンのNetUniversityは25国立大学が協力して開発しているもので、授業料無料でアクセスできます。英語版はつぎのURLです。

http://english.netuniversity.se/

ケータイも急速に進歩しているので本格的な学習も可能になってきていますから、将来的には高等職能教育で重要な利器となるでしょう。

失業したり職場になじめなかったら、ケータイを使ってインターネットで英語をしっかり勉強し、さらに無料の大学の授業まで受講して外国の大学の単位を取得するという夢をもつようにしてはどうでしょうか。イギリスの公開大学のOpneLearnもスウェーデンのNetUniversityも立派な国立大学ですから国際社会に通用するので、そうすれば日本脱出の夢もかなえられるでしょう。

若者たちよ、ケータイで世界に飛躍しよう!